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黄色いさくらんぼ本当にあるの?月山錦の旬や特徴をご紹介

黄色いさくらんぼ本当にあるの?月山錦の旬や特徴をご紹介

さくらんぼといえば鮮やかな赤色が特徴的ですが、黄色いさくらんぼがあることをご存じでしょうか。希少性が高いため、スーパーではなかなかお目にかかれない代物です。今回は黄色いさくらんぼ品種について、味や旬の時期などの特徴を詳しく紹介します!

黄色いさくらんぼ月山錦とは?

黄色いさくらんぼは、「月山錦(がっさんにしき)」と呼ばれる品種です。通常のさくらんぼと違い、果皮が黄色くハートに近い形の実をつけます。なんとも可愛らしい見た目の月山錦ですが、見た目以外にどんな特徴があるのか気になりますよね。まずは月山錦の味や旬の時期、主な産地などのプロフィールについて見ていきましょう!

希少性の高い黄色いさくらんぼ

月山錦はとても希少性の高いさくらんぼです。その理由は月山錦を生産する農家が少ない上に、1本の木からわずかな量しか収穫できないから。月山錦は雨などで実が割れやすく、栽培が非常に難しいとされているさくらんぼです。そのため安定的に月山錦を栽培している農家は数少なく、スーパーまではあまり流通しません。さくらんぼ狩りスポットや、産地直送の通販サイトなどでは見かけることもありますが、地元の人でもめったに出会うことがないほど希少な品種です。

未熟なイメージのある黄色い見た目から「酸っぱそう」と感じる人もいるかもしれませんが、月山錦は甘みがとても強く、酸味はほとんど感じられません。果肉はきゅっと引き締まっていてジューシー。頬張ると、口いっぱいに甘い果汁が弾けます。また月山錦は平均10~15gとさくらんぼの中でも大玉で、食べ応えもバツグンですよ◎

歴史

月山錦は中国の大連市で育成され、日本に持ち込まれたさくらんぼです。現在も残っている原木は、天香園で管理されているものだけだそうです。天香園では、月のような黄色い見た目から「月山錦」と名付けて品種登録を行い、原木を元にした苗木を販売するようになりました。

産地

日本の月山錦は、山形県と北海道を中心に栽培されています。中でも山形県は月山錦の生産量・栽培面積共に1位で、全国シェアは約70%を占めます。また月山錦を栽培している産地は日本でもかなり希少で、生産量上位の山形県と北海道だけで全体の90%以上を栽培しています。

時期

月山錦の旬は、6月下旬から7月上旬にかけての短い間です。この時期には佐藤錦やナポレオンなどの人気品種も旬を迎え、さくらんぼ全体の最盛期といえます。しかし月山錦は生産量がとても少なく、他の品種に比べ入手困難です。月山錦を逃さずゲットしたい人は、6月中旬頃から各産地のJA公式サイトなどをチェックしておきましょう!

値段

月山錦はその可愛らしい見た目と、佐藤錦にも引けを取らない食味の良さから人気が高く、毎年出回るのを楽しみにしているファンも多くいます。しかし生産量は少なく希少なため、市場価値は他のさくらんぼと比較してもやや高め。産地直送の通販サイトでは、500gあたり7,600円前後、1kgあたり13,000円前後が相場となっています。佐藤錦は1kgあたり5,000円~7,000円が相場なので、月山錦は佐藤錦よりも高価といえます。

月山錦の魅力は?

月山錦は、ぱっと目を引く黄色い見た目が特徴のさくらんぼ。しかし月山錦の魅力は、それだけではありません!ここでは月山錦の知られざる魅力や、どんな人におすすめなのかについて詳しく見ていきましょう!

黄色いハート型の見た目が可愛い

月山錦の魅力として、まずは果皮が鮮やかな黄色であること。そして、フォルムが大きくハート形に見えるところがとても可愛らしいですよね。また普通に食べているとなかなか気づきませんが、月山錦はカットしてみると、果肉も同様にキレイな黄色をしています。そのためお菓子のトッピングやジュースにしても、その色味が損なわれることはなく映えます。女性や子どもに好まれる特徴的な色味と形は、なんといっても月山錦の最大の魅力といえるでしょう◎

贈り物としても喜ばれる

月山錦は、希少性の高さと見た目の良さ、さらに食味の良さも合わさって贈り物として大変人気です。旬の時期がちょうど初夏にあたるため、お中元ギフトにピッタリ◎また幸福のイメージがある黄色と、愛の象徴ともいえるハート形の見た目は、結婚祝いの贈り物としても喜ばれること間違いなし!箱を開けたときに、黄色いさくらんぼが目に飛び込めば驚きもプラスできるため、月山錦は大切な人への贈り物におすすめです。

日持ちしやすく長く楽しめる

さくらんぼはデリケートな果物ですが、月山錦はその中でも比較的日持ちがする方です。通常のさくらんぼは購入後3日程度しか日持ちしませんが、月山錦は果肉が引き締まっている分傷みにくく、最大で7日程度日持ちします。世帯人数の少ない家庭や一人暮らしの人でも十分食べきれる賞味期限なので、安心して購入できますね◎

月山錦の保存方法は?

月山錦を含むさくらんぼは湿気や乾燥に弱いため、湿度変化を避けるため、保存の際には新聞紙などで包みポリ袋に入れて保存します。常温保存する場合は、エアコンや扇風機などの風が直接当たらない場所で保管しましょう。また冷蔵保存する際は、野菜室で保管するのがおすすめです。どうしても食べきれそうにないときは、早めに冷凍保存も検討しましょう。冷凍保存する際は、水気が残っていると品質が落ちやすくなってしまうため、しっかりと拭き取ってから保管してくださいね。

月山錦のおすすめの食べ方は?

月山錦は、さくらんぼの中でも貴重な品種。お値段的にも決して安くはないので、もし手に入れられたなら、ぜひ生でそのままの味を堪能してください◎常温で購入した月山錦は、食べる1~2時間前に氷水や冷蔵庫で冷やしてから食べると、より果肉が引き締まり、ジューシーでしっかりとした甘みを感じられますよ。逆に冷やし過ぎると、甘みや香りを損なってしまう可能性があるため、あくまでも1~2時間程度を目安に冷やしましょう。

まとめ

黄色いさくらんぼの正体は、月山錦という中国で生まれた品種。希少性が高く、日本では山形県と北海道でしかほとんど栽培されていません。しかしその希少性とは裏腹に、可愛らしい見た目と食味の良さから全国的に人気が高く、旬の時期でも簡単には手に入りません。家庭用はもちろん、贈り物として月山錦を購入したい人は、各産地のJA公式サイトをチェックしてみてください◎スーパーではほとんど見かけない月山錦も、お取り寄せなら比較的手に入りやすく、ゲットできるチャンスがありますよ♪