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ぶどうの名産地はどこ?なぜ有名?美味しいブドウを産む秘密に迫る!

ぶどうの名産地はどこ?なぜ有名?美味しいブドウを産む秘密に迫る!

夏から秋にかけて旬を迎える人気の果物、ぶどう。みずみずしく甘酸っぱい味わいで、食べはじめるとつい手が止まらなくなりますよね。

今回は、そんな美味しいブドウの産地について紹介します!美味しいブドウが育つ条件や、産地ごとの特徴など詳しく紹介しているので、ぜひチェックしてくださいね♪

日本一のぶどう産地は?生産量推移

ブドウの生産量1位は山梨県です。山梨県は栽培面積でも国内トップで、まさに日本一のブドウ産地といえます。毎年3万トン以上ものブドウを出荷しており、全国シェアでは約21%を山梨県が占めています。

次いで2位長野県、3位山形県の順に並び、この3県で全国のブドウ生産量のうち約50%を占めます。

美味しいぶどうが育つ条件とは?

美味しいブドウは、ブドウ栽培に適した自然条件の中で育ちます。ブドウの名産地といわれる地域には、風土や気候などブドウを育てるのに最適な環境が揃っているんです◎

では具体的に、美味しいブドウが育つ環境にはどのような条件があるのか、詳しくみていきましょう!

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※2023年5月~2024年8月のぶどうの売上データをもとに作成

生育期間の雨が少ない

実り豊かで良質なブドウの樹を育てるなら、雨が少なく乾燥した気候が適しているといわれています。ブドウを育てるにあたって適度な雨はもちろん必要ですが、生育期間にあまり雨の日が多いと、病気を引き起こしたり、実りが悪くなってしまうのです。

そのため美味しいブドウを育てるには、ブドウの開花から収穫までの約3カ月間、雨が少なくカラッとした天気が続くのが理想です。

昼夜の寒暖差が大きい

昼夜の寒暖差は、ブドウの甘みに直結する重要な要素です。ブドウの糖分は暖かい昼の間に作られると同時に、呼吸するためのエネルギーとして消費されてしまいます。

しかし夕方から夜にかけて気温が下がれば、ブドウの呼吸は緩やかになり、エネルギー消費も少なくなります。つまり昼夜の寒暖差は、ブドウの糖分の生成と消費のバランスに関係し、夜の低温は糖分の蓄積に必要不可欠というわけです◎

日照時間が長い

ぶどうの甘みには、太陽の光も大きく関係しています。ブドウの糖分は光合成によって生成されるため、太陽の光をたっぷり浴びればその分、活発に糖分が作られ甘いブドウに育ちます。

ブドウの名産地である山梨県は、日本一日照時間が長い県としても知られており、降り注ぐ太陽の下で育てられたブドウは、甘みが強くジューシーな味わいです◎

あの地域がなぜ?ぶどうの名産地の秘密に迫る!

ここからは、ブドウの名産地である山梨県、長野県、山形県のブドウ栽培の特長について紹介します!

名産地では恵まれた自然条件に加え、美味しいブドウを育てるための工夫が数多く実施されています。各産地の人気ブドウ品種も合わせて紹介するので、ぜひ参考にしてください!


【1位】山梨県のぶどう栽培の特長

山梨県は、海に面していない内陸に位置し、特に果物の栽培が盛んな甲府盆地は標高の高い山に囲まれ、昼夜の寒暖差が大きい気候に恵まれています。

そんな山梨県では恵まれた自然条件と広大な栽培面積を武器に、様々な品種が育てられ、時期ごとに違った魅力を持つブドウを数多く出荷しています。

農研機構果樹研究所が育成した皮ごと食べられるシャインマスカットは、非常に食味に優れる品種です。山梨県ではいち早く栽培が始まり、現在では、山梨県で最も生産量が多いぶどうとなっています。

また、山梨県で発見された「甲州」は、ワインの原材料としても有名なブドウで、豊富な果汁と爽やかな酸味が特徴。山梨県はブドウ関連産業も盛んで、国内のワイナリーのうち約50%は山梨県が占めています。

【2位】長野県のブドウ栽培の特長

長野県は、日当たりの良い傾斜が多く、川沿いの地域は、水はけの良い天然土壌にも恵まれています。また長野県のブドウ農家は、探求心が強く情報共有を盛んに行うなど、地域一丸となって美味しいブドウを育てています。

そんな長野県の主力品種は、種なしで⽪ごと⾷べられる「ナガノパープル」。名前の通り、長野県で生まれたオリジナル品種です。大粒な見た目とジューシーな甘みで、地元だけでなく全国的に人気の高いブドウです。

【3位】山形県のブドウ栽培の特長

山形県は、江戸時代から続くブドウ栽培の歴史を持つ名産地。夏でも夜は長袖が必要な程気温が低く、糖分を十分に蓄えた甘いブドウを育てています。

また山形県では、ブドウの味だけではなく見た目にもこだわっており、形の良い房に仕上げるために、脱粒しないよう細かな摘粒を実施しています。

そんな山形県の主力品種は「デラウェア」。小さいブドウの代表格といえる品種です。「⼭形おきたま産デラウエア」は地域団体商標として登録され、贈答品としても人気です。

まとめ

今回は、美味しいぶどうの産地について紹介しました。

日本一のぶどう産地は山梨県。次いで2位の長野県、3位の山形県でも数多くの美味しいぶどうが栽培されています。産地ごとに主力となる品種は異なり、時期ごとに違った美味しさを楽しめるのも、旬のぶどうの魅力です◎

ぶどうを購入する際は、ぜひ産地や品種にも注目しながら選んでみてくださいね♪