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サンふじとふじの違いとは?それぞれの名前の由来や特徴の違いを徹底解説!

サンふじとふじの違いとは?それぞれの名前の由来や特徴の違いを徹底解説!

よくスーパーで見かけることの多いリンゴに「サンふじ」「ふじ」があります。両者とも名前がとても似ていますが、何か違いはあるのでしょうか。

この記事では、サンふじとふじの違いや名前の由来、特徴などを解説します。

サンふじとふじは何が違うの?

名前がとてもよく似ている「サンふじ」と「ふじ」ですが、どのような違いがあるのでしょうか。ご紹介します。

名前の由来

サンふじは、太陽の「サン」に、育成地である青森県藤崎町と富士山で「ふじ」、両者を合わせて「サンふじ」と名付けられたそうです。

ふじもサンふじと同じく育成地である青森県藤崎町、そして日本一のリンゴになるようにという願いを込めて富士山から名付けられたといわれています。他にも、初代ミス日本の山本富士子さんの名前が由来となったという説もあるようです。

栽培方法が違う同じ品種のリンゴ

サンふじとふじは、栽培方法が異なるだけで実は同じ品種のリンゴです。

サンふじはその名の通り、太陽の光をたっぷりと浴びて育てられます。一方ふじは、栽培の過程で果実に袋をかけ、太陽の光を遮って育てられるのです。

同じ品種ですが、袋をかけない無袋栽培なのか、袋をかける有袋栽培なのか、この栽培の方法の違いがサンふじとふじの大きな違いです。

サンふじとふじのそれぞれの特徴

サンふじとふじは栽培方法は異なりますが、どちらも同じ品種です。味や見た目になにか違いはあるのでしょうか。表でご紹介します。

サンふじ ふじ
見た目 袋がけをしないので、ムラのある赤色。傷が多いこともある 鮮やかな赤色でツルッとしている
甘さ 甘みがとても強い。蜜入りが良い サンふじより甘みは劣るがさっぱりと食べられる
酸味 さわやかな酸味がある サンふじより若干酸味は控えめ
保存性 ふじに比べて日持ちしない 日持ちが良い
旬の時期 産地によって異なるが、10月下旬から4月上旬頃まで 産地によって異なるが、4月から8月頃まで出回る(収穫は11月頃から行われる)

サンふじとふじは結局どちらが美味しいの?

同じ品種ではありますが、甘さとリンゴの芳醇な香りを楽しみたいなら、サンふじのほうがおすすめです。

太陽の光をたっぷり浴びて育ったサンふじは、ふじに比べて甘みが強く、蜜入りも良くなります。果汁も豊富でジューシーな味わいが楽しめるので、甘いリンゴがお好みの方はサンふじを選ぶと良いでしょう。

とはいえ、ふじは日持ちする上に皮が薄いため、そのまま丸かじりしやすい品種です。両者にはそれぞれ良さがあるので、好みに合わせて選んでみてくださいね。

蜜入りのサンふじを見分けるポイント

蜜入りの良いサンふじを見分けるポイントを2つ、ご紹介します。

まず1つ目は、リンゴのお尻の部分が黄色、またはオレンジ色のように色づいていることです。サンふじをひっくり返してみて、お尻の部分に注目してみましょう。もしお尻が薄緑色をしていたら、蜜が入っていない可能性が高いです。避けたほうが良いでしょう。

2つ目は、表面がザラザラしていて、果点が多いものを選ぶことです。見た目があまり良くないので避けてしまいがちですが、触った時にザラザラしているものや、果実の表面に点々模様がたくさんあるサンふじのほうが、蜜入りが良いそうです。

蜜入りが良いサンふじを選びたい時は、お尻の色が黄色またはオレンジ色のようになっていること、表面がザラザラで点々模様が多いこと、この2つにに注目すると良いでしょう。

サンふじとふじの主な産地

サンふじとふじの主な産地は、青森県です。

青森県は、令和3年度のリンゴの生産量が国内第1位となっています。国内のリンゴの約6割は青森県で生産されており、まさにリンゴの名産地といえるでしょう。

さまざまなリンゴを栽培している青森県ですが、その大半をふじ、サンふじが占めています。流通量が多いので、リンゴといえばふじ、サンふじを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

まとめ

サンふじとふじは、栽培方法が異なりますが同じ品種です。サンふじは太陽の光をたっぷりと浴びさせる無袋栽培、ふじは袋をかけて育てられる有袋栽培で作られています。

名前の由来は、育成地の青森県藤崎町と富士山から「ふじ」、これに太陽の「サン」を加えて「サンふじ」と「ふじ」と名付けられたそうです。

サンふじは甘くて蜜入りが良いのに対し、ふじは甘さも酸味もサンふじと比べると控えめです。甘いリンゴがお好みの方はサンふじを選ぶと良いでしょう。