ラフランスは、とろけるような食感と甘い香りが魅力の高級な洋梨です。でも、どうやって食べ頃を見分けるのか、どんな食べ方が美味しいのか、わからないという方も多いのではないでしょうか？
この記事では、ラフランスの食感を最大限に楽しむ方法をご紹介します。ラフランスの保存方法やおすすめのレシピなどを詳しく解説します。これを読めば、ラフランスを自分へのご褒美にしたり、友人への贈り物にしたり、おしゃれなデザートにしたりと、色々な楽しみ方ができるようになるはずです。
ラフランスの食感と香りを堪能しながら、幸せな気分になりましょう。
ラフランスとは？食感や香りの特徴を知ろう
ラフランスとは、1864年にフランスで発見された果物です。そのあまりの美味しさから「フランスを代表するにふさわしい果物だ！」と絶賛され、「ラ・フランス」と名づけられたそうです。
しかし気象条件などが合わず、今ではフランスでは栽培されていません。意外なことに現在ラフランスは、日本でのみ栽培されている果物です。
ラフランスといえば、芳醇な甘い香りと柔らかくとろけるような食感の果肉が特徴。甘さだけでなく爽やかな酸味もあります。同じ梨でも、和梨のシャキっとした食感とは異なる歯触りが楽しめるでしょう。
ラフランスの食べ頃の見分け方と保存方法
完熟しても見た目に大きな変化がないラフランスは、食べ頃の見極め方が難しいといわれています。でも、せっかくならベストな状態で食べたいですよね。
ここからは、難しいといわれているラフランスの食べ頃の見極め方を3つ、ご紹介します。
昨年のラ・フランス人気ランキング
※2023年9月～11月売上データ
ポイント1：軸と軸の周りにシワができる
ラフランスは食べ頃が近づくと、軸や軸周辺の果皮にシワができます。見た目がシナシナとしていれば、完熟のサインです。
ポイント2：お尻の部分の果皮が、やや黄色っぽくなる
完熟しても果皮の色に大きな変化がないラフランスですが、緑色の果皮がやや黄色っぽくなっていたら食べ頃だといわれています。特にわかりやすいのは、果実のお尻の部分です。軸の反対側の、お尻部分が黄みがかっていれば、完熟しているといえるでしょう。
ポイント3：甘い香りが強くなる
ラフランスは完熟が近づくにつれ、強い甘い香りを放ちます。購入した時より甘い香りが強くなっていれば食べ頃です。とろけるような柔らかさのラフランスが楽しめるでしょう。
また、ラフランスは、完熟するまでは常温で保存しておくのがおすすめです。
保存するときは、直射日光や暖房の風が当たらないよう、キッチンペーパーに包んでポリ袋に入れておきましょう。様子を見ながら1日～3日程追熟させます。
完熟したあとは、冷蔵庫の野菜室に入れておきましょう。常温保存の時と同じく、キッチンペーパーで包み、ポリ袋に入れて保存します。3日～4日ほど、冷蔵保存が可能です。
ラフランスの美味しい食べ方とおすすめレシピ
そのままでも美味しいラフランスですが、さまざまなスイーツにアレンジするのもおすすめです。ここからは、ラフランスの甘さや食感を活かしたアレンジレシピをご紹介します。
ラフランスのコンポート
まず1つ目は、ラフランスのコンポートです。
ラフランスを水とグラニュー糖で煮詰めれば、とろける甘さが楽しめるコンポートの完成。砂糖で煮詰めることで日持ちもします。たくさんのラフランスが自宅にあり、大量消費したいときにもおすすめです。
ヨーグルトに入れたり、ケーキの材料にしたり。コンポートにすれば活用の幅も広がるでしょう。
ラフランスのオーブン焼き
2つ目は、ラフランスのオーブン焼きです。
ラフランスを思い切って丸ごと焼くことで、更になめらかな食感が楽しめます。ぜひアツアツのうちに、バニラアイスと一緒に食べてみてくださいね。
ラフランスのアイスクリーム
3つ目は、ラフランスのアイスクリームです。
生クリームや卵、砂糖と一緒にミキサーにかけ、冷凍庫で固めれば完成です。完熟したラフランスを使用することで、ラフランスの芳醇な香りも楽しめるでしょう。熟しすぎたラフランスでも美味しく食べたい！というときにはおすすめです。
まとめ
ラフランスは、とろけるような柔らかい食感、たっぷりの果汁が楽しめる果物です。甘さの中にほんのりと酸味もあり、爽やかさも楽しめます。同じ梨でも、和梨とは異なる味わいです。
そのまま食べれば、ラフランス本来の食感や味わいが堪能できますが、アレンジレシピを活用するのもおすすめです。コンポートにすれば日持ちもしますし、丸ごとオーブンで焼けば、更にとろける味わいと食感が楽しめるでしょう。
高級フルーツの一つでもあるラフランス。ぜひご自身のご褒美や、家族団らんのひと時に、味わってみてはいかがでしょうか。
