山形の馴染みのお米、「はえぬき」。この記事では、はえぬきの魅力を存分に引き出す方法から、他の品種との比較まで、はえぬきに関するすべてをご紹介!
最近は、はえぬきの玄米も人気があります。ぜひ食に対する知識をつけて、普段の食生活を豊かにしてださい!
はえぬきとは? - 味と特性の深掘り
はえぬきの基本情報、特性、味を詳細に紹介します。
そもそも「はえぬき」とは、どのようなお米のことなのでしょうか。
ここからは、はえぬきの特徴や味、他の品種との違いなどを解説します。
はえぬきの特徴と味
はえぬきの独特の特徴と味を説明します。
「はえぬき」とは、山形県のブランド米として1993年に開発されたお米のことです。「山形で生まれて山形で育つ」という意味を込めて「はえぬき」と名づけられました。その名前にふさわしく、山形県の気候に合わせて開発されたため、他の県ではほとんど栽培されていない品種です。
はえぬきは、「あきたこまち」と「庄内29号」をかけ合わせて作られました。お米の粒感がはっきりとしており、炊きあがりは真っ白で美しく、形が崩れにくいのが特徴。あっさりとした味わいで、柔らかさと硬さのバランスもちょうどいいお米です。
発売以来22年間、お米の品質の最高ランクである「特A」を獲得したほど食味に優れています。
他の品種との比較
あきたこまち、ひとめぼれ、つや姫などとの違いを詳細に比較します。
では、はえぬきは他の品種に比べて、どのような違いがあるのでしょうか。表でご紹介します。
はえぬき | あきたこまち | コシヒカリ | つや姫 | |
---|---|---|---|---|
味わい | 粒感があり、あっさりとしている | 甘みもありつつ、あっさりとしている | 水分量が多く非常に甘い味わい | コシヒカリと比べるとあっさりとした甘さ |
食感 | やや硬めではあるが、程よい粘り気もある | 硬さと柔らかさのバランスが良い | もっちりとして非常に柔らかい | 程よい柔らかさで弾力がある |
合う料理 | クセがないのでどんな料理にも合わせやすいが、濃い味のおかずが特におすすめ。冷めても美味しく食べられる | 薄味の和食にぴったり | みそ汁や煮物などの和食。そのまま塩むすびにしても美味しく食べられる |
はえぬきは、他の品種に比べるとやや硬めの食感であることがわかります。とはいえパサパサしているわけではなく、程よい粘り気もあるようです。
冷めても美味しく食べられるので、お弁当やコンビニのおにぎりなどにもよく使用されている品種です。
はえぬきの玄米としての特性
はえぬきの玄米としての特性を深く掘り下げ、その利点と使い方を紹介します。
はえぬきは玄米としても販売されています。玄米の特徴は、白米に比べて栄養価が高いことです。
お米を収穫し、もみ殻を取り除いたものが玄米。玄米には、白米にはない米ぬかや胚芽が残っています。そのため、白米に比べてビタミンやミネラル、食物繊維が含まれており、非常に栄養価の高いお米なのです。
白米に比べて噛み応えもあります。しっかり咀嚼して食べることから満腹感を得やすく、ダイエットにも向いているそうです。
白米のはえぬきよりも栄養価の高いものが食べたときは、玄米を選ぶと良いかもしれませんね。
〈販売中〉お米人気ランキング
※2024年1~8月のデータはえぬきの調理法 - 美味しさを最大限に出す引き
はえぬきを美味しく調理するためのテクニックを提供します。
はえぬきを更に美味しく食べるには、正しい方法でお米を炊くことがポイントです。また、味わいを最大限引き出せる、はえぬきにぴったりなおかずもあります!
ここからは、はえぬきを美味しく炊く方法や、はえぬきにぴったりなおかずをご紹介します。
はえぬきの基本的な調理法(炊き方など)を説明します。
はえぬきを美味しく炊く方法をご紹介します。
- まずはお米を正確に計量しましょう。計量カップにお米を入れ、きっちりすり切りで計ります。
- ボウルにお米を入れ、お水を入れます。軽く2~3回かき混ぜ、水を捨てましょう。
- 先ほどの2.の手順を、2~4回程繰り返します。新米の場合は2回、古米の場合は3~4回程度行うと良いでしょう。
- お米を1時間程度浸水させます。更に美味しく炊き上げるために、ミネラルウォーターを使用すると良いでしょう。
- 炊飯窯にお米を移し、炊飯器で炊きます。お米の分量に合わせてお水を入れましょう。
- 炊きあがったらお米をほぐしましょう。米粒をつぶさないように、まんべんなくほぐしたら完成です。
いつも慌ただしく料理をしていると、なんとなく流れ作業でお米を炊いている方もいるかもしれません。たまには時間をかけてお米を炊いてみると、いつもと違った味わいが楽しめるはずです。
はえぬきはどんな料理に合う?
はえぬきは粒感があり、冷めてもおいしく食べられることから、おにぎりにピッタリです。実際にコンビニのおにぎりにも、はえぬきが使用されているといわれています。
また、クセがなくあっさりとした味わいであることから、濃いめの味付けのおかずにもよく合います。醤油をしっかりとしみこませた焼きおにぎりもおすすめです。
まとめ
はえぬきとは、山形県のブランド米のことです。山形の気候に合わせて開発された品種なので、ほとんどが山形県内で栽培されています。
あまり県外に出ないことから知名度は高くありませんが、味はお墨付き。ほどよい粘り気があり、あっさりとした味わいであることから、比較的どんな料理にも合わせやすいという特徴があります。冷めても美味しいので、お弁当やおにぎりにもピッタリです。
山形県以外では、見かける機会が少ないはえぬき。食べてみたい方は、インターネット通販などを利用して購入してみてはいかがでしょうか。