「川中島白桃」をご存じでしょうか。その名の通り長野県で生まれた桃で、果肉は少し硬め。パリパリとした食感で人気を集めています。今回は、そんな川中島白桃の特徴や旬の時期などを解説します。この記事を読めば、きっと川中島白桃が食べたくなるでしょう!
川中島白桃とはどんな桃?
川中島白桃とはどんな桃なのか、特徴や他の品種との違いについて詳しく紹介します。そもそも川中島白桃とは、どのような桃なのでしょうか。特徴や、ほかの品種との違いを解説します。
川中島白桃の味の特徴
川中島白桃とは、長野県長野市川中島で生まれた桃のことです。他の桃に比べて大玉で、一玉当たりの重さは250g~350gほど。一般的な桃は柔らかくジューシーなイメージがありますよね。川中島白桃の場合、果肉は硬めで果汁も少ないのが特徴です。パリッとした食感が楽しめるので、硬めの桃がお好きな方にはおすすめ。課の久我硬いことから、他の品種に比べて日持ちもします。
果汁は少なめですが、甘さはしっかりあり、糖度も高めです。そのまま食べてももちろん美味しいのですが、コンポートやジャムへ加工するのも良いでしょう。
他の品種との違い
川中島白桃は硬い桃の代表格ですが、山形県では他にも「あかつき」や「黄金桃」、「美晴白桃」など、硬い桃が数多く栽培されています。そんな硬い桃の品種の違いを、以下にまとめました。
あかつき | 黄金桃 | 美晴白桃 | |
---|---|---|---|
硬さ(川中島白桃と比べて) | やや柔らかい | やや硬め | かなり硬め |
甘さ(川中島白桃と比べて) | 甘い | 非常に甘い | ややさっぱりとした甘さ |
あかつきは、果肉が緻密で果汁もたっぷり。川中島白桃よりも甘めの味わいが楽しめます。黄金桃は、川中島白桃から偶然生まれた品種です。黄桃の仲間でもあります。果肉は川中島白桃よりやや硬めですが、非常に甘いのが特徴です。美晴白桃は、桃の中でも特に果肉が硬いのが特徴です。川中島白桃に比べて甘さは控え目。さっぱりとした味わいです。
このように、同じ硬い桃どうしでも、味わいや食感に違いがあります。桃の季節には、ぜひそれぞれを食べ比べて、お気に入りを見つけてみてください◎
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川中島白桃の収穫時期・旬
川中島白桃の収穫時期とその注意点を解説します。山形県における川中島白桃の旬の時期は、8月下旬から9月上旬頃です。桃のシーズンの中でも後半に出回る、晩生種でもあります。
また山形県は、桃の名産地の中では最も北にあるといわれています。そのため桃のシーズンは、他の産地に比べてやや遅めの8月上旬から10月上旬にかけて。山形の桃なら、旬のものが秋口まで出回ることもあるようです。夏に食べ損ねてしまったという方でも安心かもしれませんね。
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美味しい川中島白桃の見分け方
美味しい川中島白桃を見分けるときのポイントは、以下の通りです。
- 果皮が赤い
- うぶ毛がしっかり生えている
- 手に持った時にずっしりと重い
- 桃の縫合線(真ん中の線)を中心に左右対称になっている
川中島白桃は、白桃ではありますが果皮が濃い赤色の品種です。選ぶときはなるべくしっかりと色づいたものを選びましょう。また、うぶ毛がしっかり生えているほうが、甘くて美味しいといわれています。
同じ品種、同じくらいの大きさの桃であれば、ずっしりと重みのあるものを選びましょう。果汁がより多く含まれており、甘い桃である可能性が高いそうです。
桃の真ん中の線を境に左右対称の形をしていれば、順調に成長した証拠でもあります。味にバラつきのない、美味しい桃が食べられるでしょう。
ただし、桃をお店で選ぶときには注意点もあります。桃は果皮が傷つきやすく、とてもデリケートな果物です。長時間手に持ったり、強く指で果肉を押したりしてしまうと傷がつき、その部分から黒ずんでしまいます。選ぶときは、桃を傷つけないように優しく扱いましょう。
川中島白桃のおすすめレシピ
川中島白桃はそのまま食べても十分美味しいですが、その特徴を生かしてアレンジして食べるのもおすすめです。
おすすめのアレンジレシピ1つ目は、桃のコンポートです。川中島白桃は桃の中でも比較的硬い品種のため、煮込んでも煮崩れしにくいといわれています。また、糖度はしっかりと高めの品種でもあるので、少し砂糖の量を抑えて作れば、川中島白桃の味わいを活かしたコンポートが楽しめるでしょう。
2つ目のおすすめレシピは、サラダにトッピングすることです。甘い桃をサラダに?と思う方もいるかもしれません。先ほどもお伝えした通り、川中島白桃は果肉が硬い品種なので、サラダに入れても違和感なく、さっぱりと食べられるでしょう。チーズや生ハムとの相性も抜群です。甘じょっぱさがクセになる味わいが、楽しめるはずです。
まとめ
他の品種に比べて果肉が硬めで、パリッとした食感が特徴の川中島白桃。果汁は少なめですがしっかりとした甘さもあり、人気の高い品種です。桃のシーズンの中でも、比較的遅めに出回る晩生種でもあります。山形県における川中島白桃の旬の時期は、8月上旬から9月上旬頃です。
桃には様々な品種があります。どれを選んだらいいか迷ってしまいますよね。りんごのようなシャキシャキ感もありつつ、しっかりと甘い桃が食べたい方は、ぜひ川中島白桃を食べてみてくださいね。コンポートやサラダなど、アレンジをしても美味しく食べられますよ◎
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そんなさがえ西村山地区に拠点を置き、山形県の中央エリアを管轄するJAさがえ西村山では、2023年より「環境にやさしい栽培技術」と「省力化に資する先端技術等」を取り入れた「グリーンな栽培体系」を目指し、新たな取り組みをスタートしています。
気候変動問題が世界中のイシューとなる中で、全国の生産者にはカーボンニュートラルの実現に向けて化学肥料の低減が求められています。(みどりの食糧システム戦略)
とはいえ、化学肥料を減らすと、収入減少の怖さがあり、生産者にとって大きな負担を強いる可能性があります。そこでJAさがえ西村山では、バイオスティミュラントという新しい農業資材に着目し、生産者の負担を軽減する、新しい栽培方法の開発に挑戦しています。
【引用元】バイオスティミュラント 活用による 脱炭素地域づくり協議会

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