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「啓翁桜(けいおうざくら)」ってどんな桜?特徴や育て方、おすすめの鑑賞方法を解説!

「啓翁桜(けいおうざくら)」ってどんな桜?特徴や育て方、おすすめの鑑賞方法を解説!

「啓翁桜(けいおうざくら)」は、他の桜よりも早くに開花し、一足先に春の訪れを感じられる桜です。枝を広げて咲き誇る姿は非常に華やか。フラワーアレンジメントにも人気の

桜の品種です。この記事では、そんな啓翁桜について、特徴や育て方、おすすめの鑑賞方法などを解説します。

啓翁桜とは?特徴や名前の由来

啓翁桜とはどのような桜なのでしょうか。まずは特徴や、名前の由来などをご紹介します。

主な産地は山形県!冬に満開になる人気の品種

啓翁桜の主な産地は山形県です。国内の啓翁桜の約8割は、山形県産だそうです。

山形県では、ビニールハウスを使用して啓翁桜を栽培しています。そのため、通常の桜よりも開花時期が早く、12月中旬から3月頃まで満開の桜を楽しめます。真冬に満開の桜が見られる珍しさも、啓翁桜が人気の理由です。

細い枝に薄紅色の花がスプレー状に咲き誇る啓翁桜。その華やかさから、お正月飾りやホテルなどのロビーのディスプレイとしても使用されています。

名前の由来は?

生みの親でもある、福岡県久留米市の良永啓太郎さんの名前から名付けられたといわれています。

昭和5年、久留米市に在住していた良永啓太郎さんは、ミザクラを台木にしヒガンザクラを接ぎ木して啓翁桜を生み出しました。当初は「啓太郎桜(ケイタロウザクラ)」と命名されていたそうです。

その後、啓太郎桜の実生から更に選びぬかれた桜の品種が作られました。こちらは、啓太郎さんに敬意を込めるという意味で「敬翁桜」と名付けられましたが、この名前が世に広がるとともに名称が混乱し、今では啓翁桜として親しまれているようです。

鉢植えの啓翁桜の育て方と手入れのポイント

鉢植えの啓翁桜を購入したら、どのように手入れをしたらいいのでしょうか。育て方と手入れのポイントをご紹介します。

日当たりの良い場所に置く

啓翁桜の鉢植えを購入したら、日当たりや風通しの良い場所に置きましょう。

桜は陽樹なので、成長するには太陽の光を浴びて光合成させる必要があります。この時、寒さにもしっかり当たらせることがポイントです。寒い場所に置くことで桜が目を覚まし、開花への準備が始まります。

水やりの頻度は?

鉢植えの場合、水やりは毎日行いましょう。

鉢植えの桜は乾燥しやすく、毎日の水やりが必要です。水分が不足してしまうと枯れる可能性があるので気を付けましょう。特に夏場は、朝と夕方の2回の水やりを行うのがおすすめです。

切り枝の啓翁桜の寿命はどのくらい?長く楽しむコツ

啓翁桜の切り枝なら、気軽に自宅に飾ることができますよね。でも切り枝の啓翁桜は、開花後どのくらい日持ちするのでしょうか。なるべく長く楽しむコツもあわせてご紹介します。

涼しい場所から1ヶ月は日持ちする

啓翁桜の切り枝は、涼しい場所に飾れば1ヶ月ほど桜を楽しむことができます。

桜は乾燥が苦手なので、暖房やヒーターの風が当たるところに置いてしまうと枯れてしまうかもしれません。開花したら玄関などのなるべく涼しい場所に置くのがおすすめです。

涼しい場所に置けば、花びらの色もより濃いピンク色になり、美しい啓翁桜を楽しめるでしょう。

花瓶の水は頻繁に交換しよう

花瓶の水は頻繁に交換するのも、啓翁桜を長持ちさせるコツです。

桜の切り枝などの枝ものは、花瓶の水が汚れやすいという特徴があります。水が汚れていたらなるべく頻繁に水換えをすることで腐敗を防ぎ、長持ちさせることができます。

おすすめの啓翁桜の飾り方

せっかく啓翁桜を購入したけれど、どのように飾ればいいのかわからないという方もいるのではないでしょうか。ここからは、おすすめの啓翁桜の飾り方をご紹介します。

まとめて花瓶に生ければ、お花見気分が味わえる

啓翁桜の切り枝は、まとめて花瓶に生けるのもおすすめです。

啓翁桜は、欲しい枝にたくさんの桜の花が咲くという特徴があります。まとめて生けることでボリュームのある桜が楽しめ、一足早いお花見気分を味わえるでしょう。

葉桜鑑賞もおすすめ!

桜が散った後の葉桜鑑賞もおすすめです。

初夏を思わせる葉桜を、冬の時期に鑑賞できるのはとても貴重です。啓翁桜は早ければ12月中旬から満開を迎え、その後葉桜となります。緑の少ない冬場に鮮やかな葉桜を楽しめるのはとても珍しいといえるでしょう。

啓翁桜をできるだけ長く鑑賞したいなら、ぜひ葉桜まで楽しんでくださいね。

まとめ

12月中旬から3月にかけて満開の桜を鑑賞できる啓翁桜は、冬にお花見気分が味わえる人気の品種です。細い枝にたくさんの桜が咲く華やかさから、お正月飾りやホテル、お店のディスプレイなどにも好まれています。

開花した後にできるだけ長く楽しみたいなら、涼しい場所に置き、頻繁な花瓶の水換えを行いましょう。桜が散った後の葉桜鑑賞もおすすめですよ。