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桜の切り枝の日持ちは?長持ちさせるコツや挿し木で育てる方法を紹介

桜の切り枝の日持ちは?長持ちさせるコツや挿し木で育てる方法を紹介

部屋に桜の切り枝を飾れば、一気に春らしくなりますよね。せっかくなら長い期間桜を楽しみたいものですが、そもそも桜の切り枝の日持ちはどのくらいなのでしょうか。
この記事では、桜の切り枝の日持ちや、長持ちさせるコツなどをご紹介します。

桜の切り枝の日持ちと長持ちさせるコツ

では、桜の切り枝はどこに、どのように飾れば長持ちさせることができるのでしょうか。コツをご紹介します。

涼しい場所に置こう!

桜の切り枝は、涼しい場所に飾ったほうが日持ちします。
桜は温かい場所に置いてしまうと開花が早まり、すぐに散ってしまいます。飾るなら、直射日光や暖房の風があたらない涼しい場所がおすすめです。水をこまめに入れ替えて手入れをすれば、1ヶ月ほど桜を楽しむことができるでしょう。

ただ、いくら涼しいところが良いといっても、0度以下の気温では凍結して開花しません。温度管理には注意が必要です。

水揚げをきっちりやろう!

水揚げとは、茎が水を十分に吸い上げられるように工夫を加える作業のことです。

桜の切り枝を水揚げさせる方法は、主に2つあります。
①茎を水の中で2cmから3cmほど斜めに切り落とす
②太い茎の場合は、半分に割るようにハサミで切り込みを入れる

こうすることで桜の枝が水を吸いやすくなり、きれいな花を咲かせてくれるはずです。

花瓶の水は多めにいれておこう!

桜を長持ちさせるには、花瓶の水を多めに入れることがおすすめです。
桜は水を吸いやすいので、たっぷり水をあげることが大切です。枝の3分の1がつかる程度の水を花瓶に入れておきましょう。また、桜に限らず枝ものは水が汚れやすいので、なるべく毎日こまめに変えてあげると桜が長持ちするはずです。

花が咲かないときの対処法は、湯上げ

桜の花がなかなか咲かない時は、湯上げという対処法があります。
湯上げとは、茎をお湯につけて中の気泡を出し、茎が水を吸いやすくなるようにする方法です。水を吸えば桜に栄養が行き渡り、開花を促すことができます。

湯揚げの方法は以下の通りです。

  1. 桜の枝のお湯に漬ける部分を2~3cmほどだし、それ以外に湯気が当たらないように新聞紙で包む
  2. 80度以上の熱湯に枝をつける
  3. 枝から気泡がでなくなるまでお湯に浸け、気泡がなくなったらそのまま水につける
  4. そのまま2時間ほど水に浸けたら、新聞紙を外して花瓶に生ける

裏技のようなやり方ですが、湯上げという一手間を加えればなかなか咲かない桜も早めに咲かせることができるでしょう。

桜の切り枝の飾り方

いざ桜の切り枝を購入しても、どのように飾れば良いのか迷ってしまいますよね。ここからは、桜の切り枝の飾り方をご紹介します。

花瓶に生ける

オーソドックスな飾り方は、花瓶に生ける方法です。花瓶なら、リビングや寝室など飾る場所を選ばず比較的自由に飾れます。
まず桜の切り枝が入る大きさの花瓶を用意しましょう。この時、花瓶と枝の長さが1対2になるような大きさだとバランス良く飾れます。花瓶には、枝が3分の1ほどつかるくらいの水を入れておきます。
桜の切り枝の水につかる部分に付いている蕾や枝は、ハサミでカットします。こうすることで腐敗を防ぎ、長持ちさせられるでしょう。茎の切り口を斜めに切り落とし、花瓶に生ければ完成です。

置いて飾る

桜の切り枝を、平面に置いて飾る方法もおしゃれです。
1日程度の短期間なら、水がない場所にも桜を飾ることができます。花瓶が無いという方にはおすすめです。飾り方は、クロスなどを敷きその上に桜を置くだけ。とても簡単です。
和室にもぴったりですし、小さめの桜ならダイニングテーブルにも飾れます。

一輪挿し

桜の散り際は、一輪挿しがおすすめです。
散り際でも、まだまだ桜は楽しめます。まず枯れてしまった花や葉っぱを取り除きましょう。こうすれば、一輪でもきれいに飾ることができます。きれいな桜のみを残した切り枝を、小さめの花瓶に生ければ完成です。
スペースをとらないので飾りやすく、1つ飾るだけでもお部屋がパッと明るくなるでしょう。

花びらを飾る

散った後は、花びらを飾る方法もあります。
きれいなピンク色の花びらを、捨ててしまうのはもったいないですよね。花びらを集めて、小さなトレーに入れて飾るだけなので簡単です。
飾るだけなのでお水も不要。桜を最後まで楽しむことができます。

桜の切り枝を植えて育てることはできる?

来年は自宅で桜を咲かせてみたい、そう思う方もいるのではないでしょうか。桜の切り枝を植えたら桜を育てることは可能なのか、解説します。

挿し木のやり方

挿し木とは、枝を地面に植えて根を出させ、植物を増やす方法のことです。よく売られている桜の切り枝も、理論上は挿し木で増やすことが可能です。
挿し木をする時期は、桜の新芽が成長する2月下旬から3月中旬、もしくは6月から7月頃がおすすめです。枝はなるべく太くて元気なもので、緑色の若い枝を選びましょう。

土に植える前に、桜にしっかり水を与えることが大切です。水につかる部分の枝を斜めに切り落とし、2時間から3時間程水につけておきます。その後、枝の切り口に発根促進剤をつけ、挿し木用の土を入れた育苗ポットに植えましょう。
ただ、一般的に切り枝として販売されている桜の品種(啓翁桜、彼岸桜など)は挿し木には不向き。挿し木をするなら、ソメイヨシノや山桜のほうがおすすめです。

挿し木を定着させるポイント

挿し木を定着させるポイントは、以下の2点。
・風があたらない明るい場所に置くこと
・乾燥を避けて育てること です。

挿し木をしたばかりの桜は、まだ根が出ておらず安定していません。風があたり倒れてしまわないように気を付けましょう。直射日光は避け、室内の明るい場所に置いておくのがおすすめです。

また、根が出るまでは乾燥しやすいので、水をしっかり与えて乾燥を防げば発根を促すことができます。

まとめ

桜の切り枝は、涼しい場所で正しく育てれば1ヶ月ほど日持ちします。枝が水を吸いやすくなるように水揚げをしたり、花瓶の水を多めに入れたりすることで、きれいな桜の開花を促すことができるでしょう。
飾り方もさまざまあり、開花から散った後まで長い期間楽しむことができるのが桜の醍醐味です。ぜひ自宅に取り入れてみてはいかがでしょうか。