カート

ログイン

会員登録

検索

メニュー

閉じる

【紅秀峰】とはどんなさくらんぼ?味わいや旬の時期、他の品種との違いについて解説

【紅秀峰】とはどんなさくらんぼ?味わいや旬の時期、他の品種との違いについて解説

「紅秀峰(べにしゅうほう)」は、佐藤錦に次ぐさくらんぼの人気品種。日本一のさくらんぼ産地である山形県で誕生し、現在では主力品種の一つとして県内各地で盛んに栽培されています。

今回は、そんな紅秀峰の味わいや旬の時期などの特徴について紹介します!この記事を読めば、紅秀峰の魅力を深く知ることができますよ。また紅秀峰を早くお得に購入できる方法も合わせて紹介するので、さくらんぼの一大産地である山形県の人気品種に興味がある人は、ぜひ最後までチェックしてくださいね◎


紅秀峰とはどんなさくらんぼ?

山形県のさくらんぼといえば「佐藤錦」が有名ですが、紅秀峰は佐藤錦を超えるさくらんぼを生み出すべく開発された品種で、その注目度は年々高まっています。

そんな紅秀峰の魅力を、もっと具体的に知りたいという人も多いはず。ここでは、紅秀峰の味わいや旬の時期について詳しく紹介します。紅秀峰とはどんなさくらんぼなのか知ることで、他の品種との違いや紅秀峰ならではの魅力も理解することができますよ◎

味わい

紅秀峰は佐藤錦を親に持ち、糖度20度前後の強い甘みが持ち味となっています。大粒な実はしっかりと締まり、ほどよい弾力でさくらんぼ好きにはたまらない品種です。一粒頬張ると、サクッとした心地よい歯触りと共に果汁が溢れだし、濃厚な甘みが口いっぱいに広がりますよ◎

さらに紅秀峰は果肉が硬い分、佐藤錦より日持ちが良く、生食でも数日間変わらない美味しさを楽しむことができます。また果肉の食感を生かしたコンポートや、トマトベースのパスタに加えても美味しく食べられます。

旬の時期

紅秀峰はさくらんぼの中でも晩生種で、旬の時期は佐藤錦から遅れること2週間ほどの6月下旬~7月中旬頃にかけて。ちょうど時期が重なることもあり、お中元のギフトとしても人気を集めています◎

結実が良く安定して収穫できるうえ日持ちも良いため、他の品種に比べ店頭に並んでいる期間も少し長めです。

栽培の歴史

紅秀峰は、1979年(昭和54年)に「佐藤錦」と「天香錦」の交配による実生から選抜育成が開始されました。山形県寒河江市にある県立園芸試験場で栽培が進み、平成3年に品種登録された比較的新しい品種です。

当時すでに「さくらんぼの王様」と呼ばれていた佐藤錦を超えるべく開発された紅秀峰は、食感や保存性において佐藤錦を上回り、味わいや香り、見た目の美しさでもトップクラスの品質を持っています。

主な産地

紅秀峰が最も栽培されているのは、誕生の地である山形県です。栽培面積は461ha、シェア率は約80%を占めます。生産量2位の山梨県ではシェア率が約6%となっており、紅秀峰のほとんどは山形県産といっても過言ではないようです。

また山形県では、紅秀峰の栽培面積を拡大する方向に取り組んでいるそうです。佐藤錦に引けを取らない品種のため、認知度さえ上がれば肩を並べる存在になり得るはずです。そして最大の魅力としては、お中元を贈るタイミングに収穫を迎えることです。寒河江市の三泉地区では、「紅秀峰ルビーの会」を設立し、ブランド化の推進を試みているため、これからは流通も増えそうな品種だと言えます。

紅秀峰については、こちらの記事でもご紹介していますので、ぜひご覧ください♪


紅秀峰は山形県の新たな主力品種

元々、佐藤錦を超えるべく開発された紅秀峰は、生産者の想いとたしかな技術により、佐藤錦にも引けを取らない外観・食味の良さを兼ね備えつつ、保存性にも優れた高品質なさくらんぼへと育ちました。

そんな紅秀峰は「ポスト佐藤錦」とも呼ばれ、佐藤錦に次ぐ新たな主力品種として生産者から大きな期待を寄せられています。現在、紅秀峰の生産量は佐藤錦に次いで2位となっており、山形県を中心に栽培規模が拡大されています。


紅秀峰を美味しく食べるうえでのポイント

紅秀峰は、優れた外観と食味を兼ね備えた山形県の新たな主力品種。濃厚で食べ応えのある甘みとジューシーな食感は、さくらんぼ本来の魅力を最大限に感じさせます。

そんな紅秀峰を食べる機会があれば、その魅力を最大限に堪能したいですよね。ここからは、紅秀峰の選び方や食べ方、さらに美味しさを長持ちさせる保存のコツなど、紅秀峰を美味しく食べるうえでのポイントについて紹介します◎

紅秀峰の見分け方

食べ頃を迎えた美味しい紅秀峰は、果皮にハリツヤがあり、ムラのないキレイな赤色をしています。特に深みがあって濃く色づいているものは、太陽の光をたっぷりと浴びて十分に栄養を蓄えている証なので、店頭で選ぶ際はよく注目してみてください。

また軸が太くしっかりしていて、鮮やかな緑色をしているものは収穫されて間もない新鮮な紅秀峰である可能性が高いです◎反対に、果皮の光沢が弱く、軸が茶色っぽくなっているものは鮮度が落ちはじめているため避けましょう。

食べる1~2時間前に冷やす

購入した紅秀峰は、食べる1~2時間前に冷蔵庫や氷水で冷やしてから味わうのがベストです!さくらんぼは冷やしすぎると甘みが落ちてしまいがちなので、当日中に食べる場合は冷蔵庫に入れず、食べる前に少しだけ冷やすようにしましょう。

程よく冷やすことで果肉がぎゅっと引き締まり、紅秀峰本来の濃厚な甘さをより強く感じることができますよ◎

美味しさを長持ちさせる保存のコツ

紅秀峰は、さくらんぼの中では比較的日持ちしますが、本来さくらんぼは収穫と共にだんだんと品質が落ちていき、あまり保存に向いていません。そのため購入した当日中に食べきるのがベストですが、数日の間保存するなら冷蔵庫の野菜室など、できるだけ涼しい場所で保管しましょう。

野菜室は、果物や野菜の保存に適した温度に設定されているため鮮度が落ちにくく、低温障害を起こすリスクも軽減できます。ただしさくらんぼは温度変化に弱くデリケートなので、冷えすぎないよう新聞紙で包み、2~3日を目安に食べきりましょう◎

さくらんぼの美味しさを長持ちさせる保存のコツについてより詳しく知りたい人は、こちらも合わせてチェックしてみてください♪


紅秀峰はどこで購入できる?

紅秀峰は、さくらんぼの一大産地である山形県で誕生した注目の新品種◎確実にゲットするなら、原産地である山形県のJA公式サイトから購入するのがおすすめです!中でも山形県さがえ西村山地区は、県内トップクラスのさくらんぼ産地。紅秀峰をはじめ、時期ごとに種類豊富な美味しいさくらんぼを収穫しています。

そんなさがえ西村山地区に拠点を置くJAさがえ西村山では、県内で採れた新鮮な紅秀峰を早くお得に購入することができます。気になる人はぜひJAさがえ西村山のサイトをチェックしてみてくださいね◎

また山形県で栽培されている美味しいさくらんぼの品種や旬の時期について詳しく知りたい人には、こちらの記事もおすすめです♪


紅秀峰を食べてJAさがえ西村山の挑戦を応援しよう!

さくらんぼや桃、りんごなどのフルーツをはじめ、日本で有数の「米どころ」としても知られる山形県さがえ西村山地区。豊かで寒暖差のある自然環境と生産者のたしかな技術によって、「さくらんぼの王様」といわれる佐藤錦など、四季折々の美味しい食べ物を全国にお届けしています。

そんなさがえ西村山地区に拠点を置き、山形県の中央エリアを管轄するJAさがえ西村山では、2023年より「環境にやさしい栽培技術」と「省力化に資する先端技術等」を取り入れた「グリーンな栽培体系」を目指し、新たな取り組みをスタートしています。

気候変動問題が世界中のイシューとなる中で、全国の生産者にはカーボンニュートラルの実現に向けて化学肥料の低減が求められています。(みどりの食糧システム戦略)

とはいえ、化学肥料を減らすと、収入減少の怖さがあり、生産者にとって大きな負担を強いる可能性があります。そこでJAさがえ西村山では、バイオスティミュラントという新しい農業資材に着目し、生産者の負担を軽減する、新しい栽培方法の開発に挑戦しています。

バイオスティミュラントは、植物に生理学的刺激を与えることで、環境ストレスを受けたために発揮されていない「農作物が本来持っている能力」を、最大限まで改善する資材として期待されている新しい農業用資材です。 農作物の品質や収量の向上や、栄養吸収率を高めることによる化学肥料使用量の低減などの効果をもたらします。
【引用元】バイオスティミュラント 活用による 脱炭素地域づくり協議会

特に、栽培過程で生じる「ゴミ」である食品残渣からバイオスティミュラントを生産することで、「食品から食品」を生む環境負荷の低い栽培を実現し、気候変動に負けない、持続可能な産地を目指しています。

現在、さがえ西村山地区では「さくらんぼ」「桃」「りんご」「米」「なす」の5品目でこの取り組みを実施しているそうです。ぜひ、気候変動問題に果敢に取り組む産地の商品を購入して応援していきましょう!