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黄色いさくらんぼの正体は?品種名や味わい、旬の時期について解説

黄色いさくらんぼの正体は?品種名や味わい、旬の時期について解説

さくらんぼといえば鮮やかな赤色が特徴的ですが、黄色いさくらんぼがあることをご存じでしょうか。その正体は「月山錦」という品種で、希少性が高いためスーパーではなかなかお目にかかれない代物です。

今回は、そんな月山錦の味わいや旬の時期などの特徴について紹介します!この記事を読めば、月山錦の魅力を深く知ることができますよ。また月山錦を早くお得に購入できる方法も合わせて紹介するので、さくらんぼの一大産地である山形県の人気品種に興味がある人は、ぜひ最後までチェックしてくださいね◎


月山錦とはどんなさくらんぼ?

月山錦は、通常のさくらんぼと違い、果皮が黄色くハートに近い形の実をつけます。その可愛らしい見た目と希少性の高さから、贈り物としても非常に人気のさくらんぼです。

そんな月山錦の魅力を、もっと具体的に知りたいという人も多いはず。ここでは、月山錦の味わいや旬の時期について詳しく紹介します。月山錦とはどんなさくらんぼなのか知ることで、他の品種との違いや月山錦ならではの魅力も理解することができますよ◎

味わい

未熟なイメージのある黄色い見た目から「酸っぱそう」と感じる人もいるかもしれませんが、月山錦は甘みがとても強く、酸味はほとんど感じられません。果肉はきゅっと引き締まっていてとてもジューシー◎頬張ると、口いっぱいに甘い果汁が弾けます。

大きさは10~15gとさくらんぼの中でも大玉で、食べ応えもバツグンですよ。また月山錦は希少性が高く市場にあまり出回らない品種なので、ゲットした際はあまり加工せず、まずは純粋に果実の美味しさを楽しんでみてください!

旬の時期

月山錦の旬は、6月下旬から7月上旬にかけての短い間です。この時期には「佐藤錦」や「紅秀峰」などの人気品種も旬を迎えており、さくらんぼ全体の最盛期といえます。

しかし月山錦は生産者が少なく、1本の樹から採れる量も限られているため、佐藤錦や紅秀峰に比べるとかなり短い期間しか購入するチャンスがありません。月山錦を逃さずゲットしたい人は、6月中旬頃から各産地のJA公式サイトをこまめにチェックすることをおすすめします◎

栽培の歴史

月山錦は中国の大連市で育成され、日本に持ち込まれたさくらんぼです。現在も残っている原木は、果樹苗木の生産や販売をしている山形県の天香園で管理されているものだけだそうです。

天香園では、月のような黄色い見た目から「月山錦」と名付けて品種登録を行い、原木を元にした苗木を販売するようになりました。

主な産地

日本の月山錦は、山形県と北海道を中心に栽培されています。中でも山形県は月山錦の生産量・栽培面積共に1位で、全国シェアは約70%を占めます。

また月山錦を栽培している産地は日本でもかなり希少で、生産量上位の山形県と北海道だけで全体の90%以上を生産しています。


月山錦と他の品種との違いは?

月山錦が他の品種と異なる点は、まず何よりその見た目です。通常のさくらんぼは果皮が赤色で、中には黄みがかった色をしている品種もありますが、月山錦ほど全体が鮮やかな黄色をしているものは、現在出回っている品種の中にはありません。

また月山錦は他の品種に比べ保存性に優れており、比較的長く鮮度を保つことができます◎そのため大切な人や日頃お世話になっている人への贈り物としても最適で、ちょうど旬の時期にあたるお中元ギフトには特におすすめです◎

月山錦を美味しく食べるうえでのポイント

月山錦は、希少性の高い黄色いさくらんぼ。そのうえ甘みが強くジューシーで、食味にも優れていることから全国に多くのファンを獲得しています。

そんな月山錦を食べる機会があれば、その魅力を最大限に堪能したいですよね。ここからは、月山錦の選び方や食べ方、さらに美味しさを長持ちさせる保存のコツなど、月山錦を美味しく食べるうえでのポイントについて紹介します◎

月山錦の見分け方

直売所などの店頭で月山錦を購入する際は、果皮の色づきが鮮やかで、表面にツヤがあるものを選びましょう。なお月山錦はこすれたりすると傷がつきやすく、そこから水分が抜け出て劣化を早めてしまうことがあります。そのため月山錦を選ぶ際は、表面に傷がないかどうかもチェックしておくと良いでしょう。

また新鮮な月山錦の軸は鮮やかな緑色で、ピンと張っています。軸が枯れて茶色く変色しているものは、鮮度が落ちはじめているため避けましょう。

食べる1~2時間前に冷やす

購入した月山錦は、食べる1~2時間前に冷蔵庫や氷水で冷やしてから味わうのがベストです!さくらんぼは冷やしすぎると甘みが落ちてしまいがちなので、当日中に食べる場合は冷蔵庫に入れず、食べる前に少しだけ冷やすようにしましょう。

程よく冷やすことで果肉がぎゅっと引き締まり、月山錦本来の濃厚な甘さをより強く感じることができますよ◎

美味しさを長持ちさせる保存のコツ

月山錦は、さくらんぼの中では比較的日持ちしますが、本来さくらんぼは収穫と共にだんだんと品質が落ちていき、あまり保存に向いていません。そのため購入した当日中に食べきるのがベストですが、数日の間保存するなら、冷蔵庫の野菜室などできるだけ涼しい場所で保管しましょう。

野菜室は、果物や野菜の保存に適した温度に設定されているため鮮度が落ちにくく、低温障害を起こすリスクも軽減できます。ただしさくらんぼは温度変化に弱くデリケートなので、冷えすぎないよう新聞紙で包み、2~3日を目安に食べきりましょう◎

さくらんぼの美味しさを長持ちさせる保存のコツについてより詳しく知りたい人は、こちらも合わせてチェックしてみてください♪


月山錦はどこで購入できる?

月山錦は、さくらんぼの一大産地である山形県で誕生した黄色いさくらんぼ◎確実にゲットするなら、原産地である山形県のJA公式サイトから購入するのがおすすめです!中でも山形県さがえ西村山地区は、県内トップクラスのさくらんぼ産地。月山錦をはじめ、時期ごとに種類豊富な美味しいさくらんぼを収穫しています。

そんなさがえ西村山地区に拠点を置くJAさがえ西村山では、県内で採れた新鮮な月山錦を早くお得に購入することができます。気になる人はぜひJAさがえ西村山のサイトをチェックしてみてくださいね◎


また山形県で栽培されている美味しいさくらんぼの品種や旬の時期について詳しく知りたい人には、こちらの記事もおすすめです♪


月山錦を食べてJAさがえ西村山の挑戦を応援しよう!

さくらんぼや桃、りんごなどのフルーツをはじめ、日本で有数の「米どころ」としても知られる山形県さがえ西村山地区。豊かで寒暖差のある自然環境と生産者のたしかな技術によって、「さくらんぼの王様」といわれる佐藤錦など、四季折々の美味しい食べ物を全国にお届けしています。

そんなさがえ西村山地区に拠点を置き、山形県の中央エリアを管轄するJAさがえ西村山では、2023年より「環境にやさしい栽培技術」と「省力化に資する先端技術等」を取り入れた「グリーンな栽培体系」を目指し、新たな取り組みをスタートしています。

気候変動問題が世界中のイシューとなる中で、全国の生産者にはカーボンニュートラルの実現に向けて化学肥料の低減が求められています。(みどりの食糧システム戦略)

とはいえ、化学肥料を減らすと、収入減少の怖さがあり、生産者にとって大きな負担を強いる可能性があります。そこでJAさがえ西村山では、バイオスティミュラントという新しい農業資材に着目し、生産者の負担を軽減する、新しい栽培方法の開発に挑戦しています。

バイオスティミュラントは、植物に生理学的刺激を与えることで、環境ストレスを受けたために発揮されていない「農作物が本来持っている能力」を、最大限まで改善する資材として期待されている新しい農業用資材です。 農作物の品質や収量の向上や、栄養吸収率を高めることによる化学肥料使用量の低減などの効果をもたらします。
【引用元】バイオスティミュラント 活用による 脱炭素地域づくり協議会

特に、栽培過程で生じる「ゴミ」である食品残渣からバイオスティミュラントを生産することで、「食品から食品」を生む環境負荷の低い栽培を実現し、気候変動に負けない、持続可能な産地を目指しています。

現在、さがえ西村山地区では「さくらんぼ」「桃」「りんご」「米」「なす」の5品目でこの取り組みを実施しているそうです。ぜひ、気候変動問題に果敢に取り組む産地の商品を購入して応援していきましょう!