日本人にとって、古くから主食として馴染み深い、お米。秋になると収穫を迎え、旬の新米が店頭に並ぶのを心待ちにしている人も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな新米の最も美味しい時期について紹介します。産地や品種ごとの特長もあわせて解説しているので、限られた時期にしか出回らない美味しい新米を味わいたい人は、ぜひチェックしてくださいね♪
新米の魅力と旬の時期
一年を通していつでも購入できるお米ですが、「新米」として並ぶ時期は限られています。そもそも新米とは、9月から10月にかけて収穫され、その年の12月31日までに精米・袋詰めされたお米のことを指します。
そのため品種や産地によってややズレはあるものの、新米の旬はおおむね秋と考えて良いでしょう。ここでは、旬を迎えた新米の魅力や、店頭に出回る時期について詳しく解説します。
新米の魅力
新米は収穫されて間もない分、普通のお米に比べ水分量が多く、柔らかいのが特徴です。そのため炊き上がったご飯の粘りやコシが強く、お米が持つ甘みや香りを強く感じることができますよ◎
また新米は古くから縁起物としても人気で、今年一年間食べるお米の「初物・つらい農作業を経た収穫の喜び・自然への尊敬と感謝」など、農業を生業とする日本人の心に響く由来が現代まで語り継がれています。
新米が出回る時期は9月から年明け頃まで
秋に収穫を迎える新米ですが、スーパーに出回るのは9月頃から年明けまで。「収穫から4か月も経ったお米を新米といえるの?」と疑問に感じる人もいるかと思いますが、お米は品種によって収穫時期が異なり、中には11月以降に出荷されるものもあります。
また先ほど紹介したように、お米は収穫を迎えてからその年の12月31日までに袋詰めされたものを「新米」と表記するルールのため、年明け頃までは精米されて間もない新鮮な新米がスーパーに並びます。
限られた時期にしか出回らない新米の魅力を最大限に引き出すには、新米の美味しい炊き方をマスターすることが大切です!新米の炊き方やコツについて詳しく知りたい人は、こちらも合わせてチェックしてくださいね♪
旬の新米の魅力
収穫されたばかりの新米は、味、香り、食感、見た目どれを取っても格別。新米は古米に比べ水分を豊富に含んでいるため、粘りが強くふっくらと炊きあがります。
味わいは甘みが強く、お米特有の風味をしっかりと感じられますよ。旬を迎えた新鮮な新米は、限られた期間しか味わえない、特別なお米です。
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※2024年1~8月のデータスーパーに出回るのは9月頃から年明けまで
秋に収穫を迎える新米ですが、スーパーに出回るのは9月頃から年明けまで。収穫から4か月も経ったお米を新米といえるの?と疑問に思う人もいるかと思いますが、お米は品種によって収穫時期が異なり、中には11月以降に出荷されるものもあります。
また先ほど紹介したように、お米は収穫を迎えてからその年の12月31日までに袋詰めされたものを新米と表記するルールのため、年明け頃までは精米されて間もない新鮮な新米がスーパーに並びます。
【品種別】新米の特長と時期
お米には様々な品種があり、時期ごとに違った美味しさを楽しめるのも、新米の季節の醍醐味です◎
ここでは、お米の品種ごとの特長や、新米の時期について解説します。それぞれに味わいや収穫時期が異なるので、気になる品種がいつ出回るのかチェックしておきましょう!
早生品種の特長と時期
早生品種のお米は、他の品種に比べ種まきから収穫までの期間が短く、市場にもいち早く出回りはじめます。
代表品種には「里のゆき」や、「やまのしずく」などがあり、粘りが強く冷めても美味しいのが特長です。新米のトップバッター的存在ですが、まだまだ早生品種のお米は収穫量が少なく、8月から出回る新米は希少です。
中生品種の特長と時期
中生品種のお米は、早生品種と晩生品種の中間の時期に収穫を迎え、市場には9月頃から出回りはじめます。
この時期には、新米の旬を飾る「コシヒカリ系」の品種が数多く店頭に並びます。中でも「ひとめぼれ」や「はえぬき」は甘みと旨味のバランスが良く、もっちりとした食感が人気です。中生品種のお米は、早生品種と晩生品種の中間の特長を持っているものが多く、新米の中では親しみやすいです。
晩生品種の特長と時期
晩生品種のお米は、成熟に時間がかかるため、比較的遅い時期から市場に出回りはじめます。収穫時期は早いものでも10月上旬からで、11月頃にはスーパーでも見かけるようになります。
代表品種は「ヒノヒカリ」や「つや姫」で、上品な甘みとさらっとした歯ざわりが楽しめます。国内では早生品種より晩生品種の方が多く収穫されており、晩生品種の新米は年明け頃までスーパーなどでも購入できますよ。
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霊峰月山、朝日連峰がもたらす豊富な水と水はけの良い肥沃な土壌で、 この地ならではの朝晩の寒暖の差と生産者の愛情が美味しいお米を育てます。 人と自然にやさしい米づくりで食味向上を目指し、安全・安心な米栽培に取り組んでいます。 高品質で冷めても美味しいJAさがえ西村山のお米をご堪能ください。 粘っこさとあっさりさの共演、はえぬき炊いてほれぼれ、冷めても美味しい、つや姫元気な粒に、うまさぎっしり、雪若丸山形県の誇るブランド米に、清流日本一に認定されたこともある寒河江川などの上質な水、そして高い生産技術が掛け合わさることで、おいしいお米をお届けします。
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【産地別】新米の代表品種と時期
ここからは、お米の産地ごとの人気品種と旬の時期について紹介します。
お米には早生、中生、晩生の分類があるように、産地によっても主力となる品種は異なります。現在では県オリジナル品種も数多く栽培されているので、各産地の新米の特長や旬の時期を詳しく見ていきましょう!
山形県の代表品種と新米の時期
山形県は、奥羽山脈に囲まれた温暖な気候と豊かな雪解け水に恵まれた、美味しいお米の産地です。
そんな山形県の新米は、9月中旬頃から収穫がはじまり、10月中旬頃まで続きます。代表品種は、つやのある美しい外観と粘り強くもっちりとした食感が特徴の「つや姫」で、特に旬を迎えた新米つや姫は風味豊かで甘みと旨みのバランスが良く、中国や台湾を中心に海外でも高く評価されています。
山形県のブランド米「つや姫」の味わいや旬の時期について詳しく知りたい人は、ぜひこちらもチェックしてくださいね♪
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新潟県の代表品種と新米の時期
新潟県は、いわずと知れたお米の名産地。収穫量、栽培面積共に国内トップです。
そんな新潟県の新米は、9月が収穫のピーク。代表品種は「コシヒカリ」です。特に魚沼産のコシヒカリは、日本屈指の最高級ブランド米として人気が高く、噛めば噛むほど増す甘みが特長です。
北海道の代表品種と新米の時期
北海道は、広大な土地を生かし幅広い品種の栽培に取り組んでいるお米の名産地。独自の寒い気候に合わせて改良された、寒さに強いお米が毎年たくさん収穫されています。
そんな北海道では、9月中旬から10月いっぱいにかけて新米の収穫量が多くなる傾向にあります。代表品種は「ゆめぴりか」で、北海道最上級のブランド米といわれています。粘りが強く柔らかい食感と、甘くて濃い味わいが特長です。
秋田県の代表品種と新米の時期
秋田県といえば「あきたこまち」発祥の地として有名なお米の産地。全国的に人気の高いあきたこまちは、9月下旬頃に収穫を迎え、市場に出回ります。
新米のあきたこまちは、透明感と輝くツヤを持ち合わせた美しい見た目で、香りも甘みも強いのが特長です。お米の食味ランキングで最上位を示す「特A」ランクにも、幾度となく選ばれています。
お米の品種については、こちらの記事でもご紹介していますので、ぜひご覧ください◎
新米を食べてJAさがえ西村山の挑戦を応援しよう!
今回は、新米の旬の時期について紹介しました。
新米とは一般的に9月頃収穫を迎え、その年の12月31日までに袋詰めされたお米を指します。スーパーでは年明け頃まで買い求めることができますよ◎
またお米は品種や産地によって旬の時期がやや異なります。それぞれの味わいにも違った魅力があるので、新米の季節にはぜひ、美味しいお米を食べ比べてみてくださいね♪
さくらんぼや桃、りんごなどのフルーツをはじめ、日本で有数の「米どころ」としても知られる山形県さがえ西村山地区。豊かで寒暖差のある自然環境と生産者のたしかな技術によって、「さくらんぼの王様」といわれる佐藤錦など、四季折々の美味しい食べ物を全国にお届けしています。
そんなさがえ西村山地区に拠点を置き、山形県の中央エリアを管轄するJAさがえ西村山では、2023年より「環境にやさしい栽培技術」と「省力化に資する先端技術等」を取り入れた「グリーンな栽培体系」を目指し、新たな取り組みをスタートしています。
気候変動問題が世界中のイシューとなる中で、全国の生産者にはカーボンニュートラルの実現に向けて化学肥料の低減が求められています。(みどりの食糧システム戦略)
とはいえ、化学肥料を減らすと、収入減少の怖さがあり、生産者にとって大きな負担を強いる可能性があります。そこでJAさがえ西村山では、バイオスティミュラントという新しい農業資材に着目し、生産者の負担を軽減する、新しい栽培方法の開発に挑戦しています。
【引用元】バイオスティミュラント 活用による 脱炭素地域づくり協議会
特に、栽培過程で生じる「ゴミ」である食品残渣からバイオスティミュラントを生産することで、「食品から食品」を生む環境負荷の低い栽培を実現し、気候変動に負けない、持続可能な産地を目指しています。
現在、さがえ西村山地区では「さくらんぼ」「桃」「りんご」「米」「なす」の5品目でこの取り組みを実施しているそうです。ぜひ、気候変動問題に果敢に取り組む産地の商品を購入して応援していきましょう!