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さくらんぼは何種類あるの?人気の品種とそれぞれの特徴を紹介

さくらんぼは何種類あるの?人気の品種とそれぞれの特徴を紹介

大人から子どもまで人気の果物、さくらんぼ。スーパーなどでも見かけることの多いさくらんぼですが、どのくらいの品種が存在するかご存じですか?今回は、さくらんぼの主な品種と特徴を合わせて紹介します。さくらんぼは品種によって見た目や味わいが異なり、それぞれ違った良さがあります。今まで好みのさくらんぼに巡り会えていない人や、新たな品種を味わってみたい人は必見です!


さくらんぼの種類はどれくらいある?

さくらんぼの品種は世界的にとても多く、その数はなんと1000種類を超えるといわれています。また日本だけでも約100種類もの品種が栽培されており、甘さの種類や果肉の柔らかさ、粒の大きさや果皮のハリなど、それぞれ特徴が異なります。これだけたくさんの品種があると知ると、今まで出会っていないさくらんぼも味わってみたくなりますよね。

さくらんぼの主な品種と特徴

日本では約100種類もの品種が栽培されているさくらんぼですが、具体的にどんな品種が存在するのでしょうか。ここからは、日本のさくらんぼの中でも特に人気の品種12選を紹介します。それぞれの特徴や旬の時期について詳しく解説しているので、気になる品種を見つけてみてくださいね◎

(1)佐藤錦

いわずと知れたさくらんぼ界のスターである佐藤錦は何といっても豊かな甘みと多汁でみずみずしい食感が味わえるのが最大の特徴です。また、見た目の美しさも魅力の一つ。粒はハリがあり、鮮やかな紅色に輝く見た目は「食べるルビー」と称されるほど。発祥・主な産地は山形県で、一般的なさくらんぼのシーズンの序盤にあたる6月中旬〜下旬と短い期間のみ楽しめる品種になります。


(2)紅秀峰

佐藤錦と同じく山形県生まれの紅秀峰は、7月初旬〜中旬に旬を迎えるのでお中元としても人気の高い品種です。とにかく粒が大きく果肉がやや硬めなので食べ応えがあり、日持ちしやすいさくらんぼです。それに加えてしっかりとした甘さを持っているので、食べた後の満足感が非常に高く、佐藤錦の人気に負けないほど近年注目を集めている品種です。

(3)高砂

高砂は名前からして日本生まれのイメージですが、実はアメリカ生まれの外来種。名前も元々「ロックポートピガロー」というカタカナの名前でした。粒はやや小さめで種が大きく、果肉が柔らかいのが特徴です。また、しっかりとした酸味があるのでさっぱりとした味わい。食べ飽きることなく、さくらんぼの甘さが苦手な人でも食べやすいです。高砂は主に山梨県で栽培されており、5月中旬〜6月に旬を迎える早生品種です。

(4)ナポレオン

ナポレオンは17世紀頃にヨーロッパで栽培が行われていた歴史古いさくらんぼで、「佐藤錦」や「南陽」の親にあたる品種です。ハート型をした果実はやや大きめ。完熟すると綺麗に紅色に色づくので、見た目がとても綺麗です。やや硬めの果肉は、かじると甘さと酸味のバランスの取れた濃厚な果汁が出てきます。ナポレオンの主産地は山形県で6月下旬から7月上旬に旬を迎えます。

(5)水門

水門は北海道で生まれたオリジナル品種なので、北海道にて栽培されており、7月上旬~7月下旬ごろに旬を迎えます。1911年に北海道小樽市奥沢の水源地の水門近くで発見されたことで水門(すいもん)と称されましたが、地域によっては「北光(ほっこう)」とも呼ばれており、どちらも品種は同じです。糖度がとても高く濃厚なうえ、酸味も強いのでコク深い豊かな味わい。さらに果肉は柔らかく、ジューシーなので子供にも大人気です。

(6)紅さやか

紅さやかは6月上旬〜中旬ごろに収穫される早生品種で、甘みと酸味のバランスに優れたさくらんぼです。色づきが良く、果皮の色は熟すにつれて紫黒色になり、他のさくらんぼと違う点として、果肉まで赤く染まるのが特徴です。主な産地は山形県で、柔らかくてジューシーな味わいから子供からも大変愛されている品種です。

(7)紅てまり

紅てまりは粒が大きく、通常のさくらんぼが一粒5〜7gなのに対して紅てまりの平均は約10〜11gほど。また、果皮・果肉ともに硬めなので日持ちが良く、ギフトとしても大変人気のある品種です。7月上旬〜中旬に旬を迎える晩生種で、主に山形県で栽培されています。

(8)豊錦

豊錦は山梨県で発見された品種で、見た目の美しさが最大の魅力です。光沢があり、黄色地に紅色が滲んだ色合いはとても色鮮やかで他のさくらんぼでは綺麗です。味わいは酸味が控えめで甘さをしっかりと感じられるので、子供にも大人気。そんな豊錦は5月下旬〜6月上旬に旬を迎える早生品種なので、メインシーズンである7月が待ち遠しい人にもおすすめの品種です。

(9)南陽

南陽は主に北海道で栽培されており、わずかではありますが山形県でも栽培されています。果実はやや大きめの8〜10gほど。黄色地に陽が当たることで赤く色づく見た目はコントラストがとても綺麗です。味は甘みが強く肉厚でジューシーながら、程よい酸味もあるので甘ったるさのない、さっぱりとした味わい。旬の時期は山形県では6月下旬〜7月上旬、北海道では7月中旬〜下旬ごろと言われています。

(10)香夏錦

香夏錦(こうかにしき)は佐藤錦と高砂を親にもつさくらんぼ界のサラブレット的な存在。両方の良いところを受け継ぎ、上品な甘さや果汁の豊富さ、果肉の柔らかさなど、全てに置いてバランスの取れたさくらんぼといえます。早生品種なので、市場に出回るのは5月〜6月中旬ごろと、親である佐藤錦と高砂に比べると少し早めです。知名度はそんなに高くないのですが、さくらんぼ好きの人たちの中ではファンが多い人気の品種です。

(11)月山錦

月山錦(がっさんにしき)は中国で誕生した品種で、通常のさくらんぼと違い見た目が黄色いさくらんぼです。生産農家が少ないので、出回る数もごくわずか。そのため希少価値の高い品種であり、なかなかお目にかかる機会がありません。黄色い見た目に反して実は甘く、クリーミーな味わい。なおかつ後味がさっぱりとしているので食べ飽きない美味しさが特徴です。山形県をはじめ山梨県や北海道で栽培されており、6月下旬〜7月上旬に旬を迎えます。

(12)アメリカンチェリー

アメリカンチェリーとは、アメリカから輸入されたさくらんぼの総称で「レーニア」や「ビング」など多くの品種を含みます。国産のさくらんぼとの大きな違いは粒が大きく果皮の色が濃いこと。また、酸味のない濃い甘さとフレッシュな香りが特徴で、生食はもちろんケーキやジャムなど加工にも向いています。たくさん品種があるので旬の時期も4月〜7月とやや長めです。

さくらんぼの品種別シェアランキング

数ある品種の中で最も生産量が多く人気なのはどれなのでしょうか?ここでは、さくらんぼ品種ごとの生産量ランキング1〜5位と、それぞれのシェア率を見てみましょう!

1位 佐藤錦 61.75%

2位 紅秀峰 12.20%

3位 高砂 4.17%
4位 ナポレオン 3.69%
5位 水門(北光) 3.38%
他の品種と圧倒的な差をつけ、堂々の生産量1位を誇る品種は佐藤錦。やはり「さくらんぼの王様」と呼ばれているだけあって、全国的に最もシェアされていました。1位の佐藤錦、2位の紅秀峰、3位の高砂の3つを合わせると、全国のさくらんぼ栽培面積のうち約78.1%を占めています。

さくらんぼの木の種類は?

日本生まれの桜にさくらんぼは実らない?

さくらんぼは桜の実ですが、ソメイヨシノなどお花見シーズンでお馴染みの桜にさくらんぼが成っているのって、イメージ湧きませんよね。その理由は日本の桜は食用としてではなく、観賞用として大切にされているから。甘い食用のさくらんぼが成る桜は海外を原産とする種類で、主に「西洋実桜」「西洋酢実桜」「支那実桜」の3種類です。日本で見かける桜でも食用のさくらんぼを成らせることはできるのですが、さまざまな条件をクリアする必要があり、なかなか見かけることはないでしょう。

まとめ

さくらんぼの品種数は世界で1000種類以上、日本だけでも約100種類あるといわれています。全てのさくらんぼ品種と出会うのはなかなか難しいですが、市場に出回ることが少ない品種もお取り寄せやさくらんぼ狩りなどを利用すると、比較的ゲットしやすいですよ◎旬の時期には美味しいさくらんぼを、ぜひ品種ごとに食べ比べてみてくださいね♪