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南陽とはどんなさくらんぼ?特徴や由来について解説

南陽とはどんなさくらんぼ?特徴や由来について解説

みなさんは南陽というさくらんぼの品種をご存知でしょうか?あまり聞き馴染みのない名前かもしれませんが、実は佐藤錦や紅秀峰など、有名どころの品種と並んで見た目・味わいともにとても優れたさくらんぼなんです。今回はそんな南陽の魅力をたっぷりと紹介していきます。


南陽とは?

南陽は日本のさくらんぼ品種の1つで、鮮やかな黄色の中に紅色がさす、さくらんぼらしい見た目をしています。では南陽とは一体どんなさくらんぼなのか、まずはその生い立ちや味の特徴について詳しく見ていきましょう!

ナポレオンの交雑種

南陽は明治時代に導入された「ナポレオン」を親にもち、1957年に山形県にて育成し、1978年に種苗登録されました。ほかの品種と比べて樹や枝の生育が盛んなのが特徴です。日本で最も栽培されている佐藤錦に劣らないほど食味がよく、1988年には優良品種にも認定されています。

南陽の味

南陽は一粒8〜10gとやや大きめのサイズでハート型をしているのが特徴です。果皮の色は薄めで、太陽が当たっていた面だけが赤く染まっています。果肉は緻密でしっかりとした食感。しつこさのないさっぱりとした味わいを楽しめるのが南陽の長所です。

南陽の旬の時期は?

南陽の旬の時期は山形県で6月下旬から7月上旬、北海道で7月中旬から下旬ごろとされています。さくらんぼ6月上旬から収穫される早生品種、6月下旬から収穫される中生種、7月上旬から収穫される晩生種がありますが、南陽はこの晩生種に含まれます。

南陽の産地は?

山形県で生まれた南陽ですが、実は山形県内での栽培数は少なく、主に栽培されているのは北海道です。中でも余市は土地や地形、昼夜の温度差が大きいなどの条件を満たしており、着色や食味が特によいとされています。南陽の産地は1位の北海道に次いで青森県、山形県と続き、この3県が南陽の主産地として知られています。

南陽は北海道のエースともいえるさくらんぼ品種

南陽は北海道の主品種なので、さくらんぼ界のいわばエース的な存在。北海道余市では南陽をはじめとして、佐藤錦、水門、ゴールドキングなどが栽培されており、観光農園だけでなく、一般家庭でも栽培されるほど。さくらんぼ狩りや直売を行う農園が複数あるので、観光と合わせてさくらんぼをたっぷりと楽しむことができます。


南陽の値段は?

南陽の値段は500g 3,000円〜8,000円ほどでお取り寄せできるところが多いでようです。産地やランクによっても金額が異なるので、家庭用や贈り物など、シーンに合わせて選んでみるのが良いでしょう。

美味しい南陽の見分け方は?

美味しい南陽の見分け方は色付きがよく、果皮にツヤがあるもの。実が大きめで、軸が緑色のものがおすすめです。果皮がしなびていたり、実がやわらかくなったものは、鮮度が低下して食味が落ちている証拠なので避けましょう。

南陽の保存方法やおすすめの食べ方は?

南陽を購入した後はどのように保存し、どのように食べるのがおすすめなのでしょうか?せっかく旬の南陽を手に入れたのなら、最後まで美味しく食べたいですよね。南陽の魅力を思う存分楽しむためにも、正しい保存方法や美味しい食べ方について、しっかりおさえておきましょう!

涼しい場所または冷蔵庫で保存

温度や湿度の変化により鮮度が落ちてしまうので、さくらんぼは基本的にペーパーに包んでからポリ袋に入れて風通しの良い常温で保存しましょう。(購入時、届いた時に冷蔵だった場合は冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。)さくらんぼは基本的に日持ちしないので、2〜3日以内に食べ切るようにして、長期保存したい場合は冷凍保存しましょう。

少し冷やしてから食べるのがおすすめ

食べる1時間前くらいに冷蔵庫に入れて冷やすことで実が引き締まり、パリッとした食感が楽しめます。ただし、冷やし過ぎてしまうとせっかくの甘さや風味、食感が劣ってしまうので注意が必要です。

さっぱりした甘みで調理にもおすすめ

南陽はほかのさくらんぼに比べてさっぱりとした爽やかな味わいが特徴なのでサラダや冷製パスタ、チーズと合わせておつまみにしたりと、幅広い楽しみ方ができます。スイーツから料理まで、合わせる食材を選ばないので、ただの”果物”では終わらないのが南陽の魅力です。

まとめ

南陽は主に北海道で栽培されている、しつこさのない爽やかな味わいが楽しめるさくらんぼということがわかりました。デザートとしてそのまま食べるのはもちろん、さまざまな食材と合わせて楽しめるのも嬉しいポイントですね。比較的手が伸びやすい金額なので、ぜひ今年は南陽をご賞味ください!観光を兼ねてさくらんぼ狩りに出かけるのもおすすめですよ♪